カッコ悪い俺ら
第1章 プチ恥態―――…
「いや!マジで―…もう、無理だから―――…」
「やっ、ちょっ、ちょっと―――…マジかよ」
高校2年の…比較的
自由な時間を満喫できる…この時期に―――…
ガッツリ…彼女にフラれた―――…
友達と遊びまくって―――…彼女をほったらかしにしたのが…原因…
ご立腹な彼女が…振り返らず―――…どんどん遠ざかって行く
「――――…まっ、いいか―――…」
原因は、100%俺が悪い――――――…
だが…一緒に居たかった…相手では無かったのだろう…
童貞を卒業させてもらった事には…感謝しないといけないが…
それだけの…思入れしかない―――…
「―――…うわ、俺…最低―――…」