気持ちのいい恋
第2章 双子の弟
ホテルを出て俺たちはカイの弟がやっているという店に向かった
カイに弟がいた事すら知らなかった俺は少し緊張していた
「なに?表情固いけど……腰痛い?明日休みだからって…濃厚なのし過ぎたかな?」
「――――は?親父臭言い方……そりゃあ痛いけどいつもの事だろ?」
カイは、笑いながら「だよな」と、俺の腰を撫でた
歳はたしか俺より2つ上のだけだったはずなのに、やたらオッサン臭い時がある……
体は細いのにガッシリしている…筋肉もあって体力もある…
が、カイはコンピューターのプログラミングを仕事にしている
インドアな仕事だからこそ体を鍛えると言っていた
ナルシストなのか?と、思うが意識が高いのは悪いことではない