僕の体質❤️ヒーローの躾
第4章 いたずら電話と無言の躾
「いいか?――――続けるぞ」
僕はうなずき瞳を閉じて電話に集中することにしました。
すると、耳から…「ハァハァ…」と、さっきとはちょっと違う息づかいが聞こえてきます…
///なんだか…変な…気分になります。
「ハァハァ…今――――ひとり?」
「はっ――――…」
危ない、危ない――――…答えちゃうところでした…
「///ハァハァ…ハァハァ…ねぇ…聞いてる?」
聞いてますが…答えるなってヒロ君が言ったんじゃないか…
「///ハァハァ…ハァハァ…ねぇ…ちょっとだけでいいから…声――――聞かせて?」
僕は頭を横に振り…答えないように必死に目を閉じます!
///本当はヒロ君の声で質問されたら――――…答えたいんだよ?