僕の体質❤️ヒーローの躾
第9章 モテモテの恋人
今週の日曜に空手の大会が控えている…
と、言うことで部活の延長やミーティングなどで帰りが遅くなる週となってしまった。
心配である…
もちろん、恵兔が一人で帰ると言うことが…心配なのである。
「おい、千村――――…今日は恵ちゃん一人で下校か?」
「ウッス!」
「心配だ!って顔してるぞ?」
「ウッス!」
「え!恵ちゃん…一人で下校なの?心配だ~…なぁ、千村、恵ちゃん…連れてこいよ!」
「う~…す…」
部活が通常の時は、恵兔が俺を待っててくれるのだが…
時々…先輩たちの恵兔を見る目がヤバい時があって、それはそれで心配なのだが…
そんなこと…先輩にも恵兔にも言えず……今回は一人で帰らせてしまった。