
🐝極甘ハニー🍯
第1章 こぶたと王子様
そんな事を考えながら作っていたら……どんどん悲しくなって――――。
僕は…出来上がったお菓子を持って……
二人の家に行けなかった。
いつもなら、出来立てのお菓子を食べてもらいたくて――――すぐにでも二人の顔が見たくて…
走って…持っていったのに…。
今日は――――どうしても…持っていけなかった。
このまま――――…さよならした方が…
いいのかもしれない…。
僕は悲しくて――――自分の部屋で布団をかぶり……涙をこらえた。
大丈夫――――…大丈夫…
二人と離れても…
僕は二人の活躍を幸せを――――世界一応援するんだから!
今日のお菓子は……
僕が初めて作った時、二人が「美味しい!」って誉めてくれた…クッキー…。
ちゃんとラッピングもしたけど――――…これが二人の手に渡ることは…ないのかもしれない…。
僕は抱き締めていたクッキーを見て…また泣きそうなのを我慢する。
「――――グスッ…祐君…総君…」
「みーちゃん!大丈夫か!」
「蜜也!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
今にも泣きそうな時に勢いよく自室のドアが開き物凄い勢いで祐君と総君が入ってきた!!?

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