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学内お見合いシステム

第2章 初めてソレを頬張った

「むつみ…、お待たせ」
男子の声が、ルームの中に響いた。
《来たあああああ~ッ!!!!!》

ベッドサイドには、ルームの入口付近の映像が映し出される機器がある。ただ明瞭には映らない、人影が見える程度だ。
ケンジは服を着たまま、ルームの奥へ進もうとしていた。
「ケンジ!」
むつみは傍のマイクを手に取り、呼びかけた。
え?と立ち止まる、ケンジ。
「そこで服を脱いで、すっ裸になって寝室に来て」
むつみは、乳房を揺らしながら指示をした。こういうことを言うのは恥ずかしいと普段のむつみなら絶対に言えないのだが、今は理性を失っていた。
「すっ…、ぱだか…?」
ケンジが、つぶやくような声を出した。驚いているふうだ。

間もなく、人の気配が寝室に現れた。
寝室は、こうこうと照らされ明るい。高身長の男子の精悍(せいかん)な裸体が照らし出された。
「うううッ…???」
むつみは、ケンジの顔だちを見て、思わず息をのんだ。
《すごい、イケメン……?プロモーションビデオではごくごく普通の顔だったのに…。もしや、別人が来た?》
さらにむつみは、ケンジのカラダも見た。
《筋肉が、すごい……。プロモーションビデオではそれほど鍛えていないように見えたのに…》

「む…、む…、む、つ、み……?す、す、すっ裸になって…、ま、ま、待っていて…、く、く、くれたんだ……?」
ケンジは、むつみのFカップ巨乳がセクシーに揺れる一糸まとわぬすっ裸を、ぼうぜんとした表情をしてガン見していた。

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