ミニチュア・ガーデン
第5章 縋るもの
声をかければ応えてくれた。
手を伸ばせば応えてくれた。
愛の囁きには応えてくれた?
『貴方は愛せません。好きだった事に変わりはありませんが、それは愛ではありませんでした。
心から愛してくれて、本当にありがとうございます。
死を選んでしまった事を許して下さい。
ガルク、これからもずっと好きだよ』
ラーク、お前の想いが解らないよ。
何を思ってそばに居てくれたんだ?
愛ではないって、どう言う意味だ? それでも、これからもずっと好きだって、どう言う事なんだ?
教えてくれ。ラーク。お前の心を教えてくれ。