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【参加型小説】尾仁牙島

第3章 自己紹介タイム

「……お気遣いありがとうございます。でも私のことはお構いなく……」

「そうよ、ゆずゆずの言う通りだわっ! るなちゃん! 尾仁牙島に着いたら、アタシの得意料理を食べさせてあげるわねっ!」

「……なんですって!? ちょっと、レシピェールさん! その料理、私の分もあるんでしょうね!?」


 得意料理と聞いて、めきゆが食いついてきた。そして二人とも、月をよそに料理について盛り上がり始める。


「あああ、あのっ……」

「ふふっ、るなちゃん。三日間、よろしくね」

「……はい……」


 月は皆と距離を置くのをとりあえず諦めた。


「え〜では皆さん、そろそろサービスエリアに着きますので、10分間休憩時間となります。その後はバスの席を変えますので、男性陣の皆さんは【第一印象で気になった相手】を僕に教えてください。もし二人以上になった場合はこちらで調整します」



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