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【参加型小説】尾仁牙島

第6章 乗船

「まあ、そんなようなもんじゃが、悪さはせんで安心してくだされ」

「え? でもさっき危険って……」

「……稀にな、本物の鬼が混じってることがあるんじゃ」

「えっ?」

「大丈夫じゃ、あの鐘が4回鳴らなければ問題なかろう……」

「鐘……? なんか言ってることがよくわからな……」

「まあまあ、とにかく夜は出歩くなってことよ! みんな、ここで長話してたらジビエ料理が食べられなくなっちゃうわよ!」


 レシピェールは場の空気を変えるために、両手を2回叩いた。


「そうね、もうお腹ペコペコだわ」

「えっ? めきゆちゃん、もうお腹すいたの?」

「じゃあ、あたしは料理ができるまで宿で待ってるね〜」

「何言ってんのよ、あんたも手伝うのよ。働かざる者食うべからずよ!」

「ええっ? あたし、狩猟免許なんて持ってないんですけどぉーっ!」



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