君と優しさはずるい
第3章 優兄の診察
「じゃあ次は本格的に中診させてね〜、ちょっと器具入れるから痛いよ〜」
優真は星菜の深呼吸に合わせてゆっくりと挿入した
「ハァ…んッ痛い!…グスッ…ヒクッ…泣」
「よし全部入ったよ〜頑張った」
そして肛門鏡から中を診ると赤く腫れはがっていた。
「あちゃ〜これは痛かったな…熱もお腹の炎症からだと思うけど。家だと簡単にしか診れないから明日病院で詳しく診てもらおうな」
母さんが解熱剤飲ませたって言ってたから次に使えるのは9時前ぐらいか。とりあえず炎症止めの座薬入れてあとから解熱剤を入れようかな
俺は和室に置いてある簡易の小さな冷蔵庫から炎症止めの座薬を取りだした
「せな〜最後に炎症止めの薬入れような」
星菜は和真の胸に顔を当てて首を横に振っている。嫌でもやんないと終わんないから星菜も半分諦めてるけど、最後の抵抗ってとこかな
俺は肛門鏡を抜くと、そのまま座薬を指とともに奥まで挿入した
「んッ!…ハァ…グスッ…痛い…ヒクッいや…泣」
座薬が指に当たらなくなると指を抜いた
「よし星菜頑張った!偉かったな〜!」
ゴム手袋を外して星菜の下着とズボンを元に戻して思いっきり星菜を褒めた
もちろん和真も固定をやめて起き上がって頑張ったなと言って和室を出て行った
たぶん颯真達のところに行ったかな
俺は横になって泣いている星菜は膝の上に乗せて半分抱き上げた
「優兄〜グスッ…やだった〜ヒクッ痛かった〜ヒクッ泣」
星菜は俺に抱きついて顔を俺の胸に沈めて大泣きした
「頑張った頑張った!星菜は強いな〜よしよしもう終わったからな〜」
足音が聞こえてくるから颯真達が来たかな。俺は颯真達が星菜をあやしてくれている間に風呂に入って軽くご飯食べて星菜の隣でもう寝ようかな