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君と優しさはずるい

第7章 診察


「望月さん…望月星菜さん…2番診察室までお入りください」

星菜が泣き止んできたぐらいにアナウンスで呼ばれた。星菜は泣き止んではきたが結構ぐずっていた

「星菜呼ばれたよ?一緒に行こうね」

そして星菜を抱き上げて2番診察室へと入った

「こんにちは〜」

優真が挨拶をして入った。玲もこんにちはと挨拶をした

「せな〜?ご挨拶は〜?」

星菜は俺にぎゅっと抱きついた

「ごめんな〜、さっき泣き止んだばっかりでまだグズってるんだよな…苦笑」

玲はこっちを向いて「全然大丈夫」と一言言った

「問診票見た感じだと、もしもの時の強めの薬飲んでたって書いてあったけどいつ飲んだ?」

「星菜?いつ飲んだの〜?」

俺が星菜の顔を少し覗いて聞いてみると小さな声でぼそっと呟いた

「…きのう」

「昨日か…今は痛みある?」

玲はカルテを入力しながら星菜に聞いた

星菜は素直にうんと頷いた

「強めの薬も余り効かなかったか…ん〜血液検査と尿検査の結果を見た感じなにかに感染してるって感じでもなかったんだよね」

俺も玲も嫌な予感がした

「とりあえずベットに横にさせてくれる?」

「おっけ〜、せな?先生がお腹診せてだってよ?少し横になろ?」

星菜は俺に強く抱きついた

まぁ…こうなるよな…もとからグズってたし…

とりあえず俺は星菜を落ち着かせるように頭を撫でた

そして診察の準備をしていた玲も準備が終わって星菜の様子を見た

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