無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

身体の水分を拭き取って
彼が身体にバスタオルを巻いてたから

自分もと思って
自分の身体に巻き付けようとすると

「それは、要らないかな」

「あ、え？でも…ッ」

「だって、どうせ、すぐに
外しちゃうもん。俺…。
もっと、見てぇし？あいりの身体」

今更に　見る所なんてあるのかな？
何度も抱かれて

明るい場所でも　何度も

した事あるのに

スルッと宇梶の手が
あいりの顔に触れて来て

「どーせ、あいりの事だから、
何度もしてんのに、今更、
自分の身体なんて、知り尽くしてるでしょ
とでも、言いてぇかも知れねぇけどさ。
だって、特別…でしょ？今までの
あいりは、俺の、あいりじゃ…
無かった訳じゃん？でも…今はさ…」

そう言われると

今は俺のあいり…だと　言われて

身体にバスタオルを巻かないままで

ベット上に身体を倒される


明かりの無い部屋からは

大きな窓の向こうの輝く夜景が

さぞや　綺麗に見えているのだろう


「あいり、可愛い」

「可愛い…って、
もっと言って欲しい…です」


彼の手が頬を撫でて

その手が首に降りて
鎖骨を通って

お腹を滑り降りて来る


「可愛い。あいり。
マジ、可愛い過ぎるし…。
可愛いって言われたいなんて、
言ってくれたの、初めてでしょ？」

可愛いとこっちに言っているのか
しみじみと漏らしながら　宇梶が言って

そのまま　耳元に口を寄せられて

「可愛い、あいり。
好き…なんだわ。本当にいいの？
俺、なんかでさ…、知ってるでしょ？
俺みたいなのと、付き合っちゃって
あいりはさ、後悔したりしねぇ？」

「後悔なんて、しません…よ。
私も、圭吾さんが好きです…から」

ちぅ…と頬にキスをされて
やわやわとおっぱいを揉まれて

首筋にキスを落とされる

「背中じゃなくてさ、こっち…
前側にさ、跡…付けてもいい？」

「…っ！？」

一瞬　驚いてしまった

彼は今まで　背中に跡を残す事は

しばしばにあったのだ

でも　その時も　一度も

私にそうしてもいいか…なんて

許可を求めた事なんてなくて


背中にじゃなくて

身体の前面の

私の目に付く場所に

跡を残したがる理由は

きっと　今まで　背中に

勝手に跡を残して居た理由とは


きっと　別の理由で


「跡、…残して…下さい」