無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

自分でも　矛盾してる事位は

理解出来ていた

３ヶ月前に彼女にそれを禁止して
それを約束させて置いて

今は　今で

その禁止した言葉を
言えと彼女に言っているんだから


俺はずっと　

その言葉が嫌いだったんだ


女は平気で噓をつく


それが今までの
俺の女と言う生き物に対しての
見解だった

彼女達の嘘は大概に
自分に都合のいい嘘だった

往々にしてそれは　
自分を良く見せようとする物で

あたかも

ある事をないかの様にして

ない事をあるかの様にして

それが真実なのだと言いたげに
大袈裟なまでに言って来る


彼女達の言う　”好き”　は


日常的に使いすぎて居て
ありがたみの欠片も感じなくて
そんな頻繁に好きだ好きだと
言っていてはありがたみに欠ける

ズンッズンッと
突き上げる度に痛みを感じているのだろう

沙夜は顔を歪ませるが
その表情は苦痛と快感が入り乱れて居て
その喘ぎにも苦痛と快感が
入り乱れているのが俺の耳にも聞き取れて

「やぁああんっ、はぁ、んっ
あぁ、んっ、ぁあぁあんッぁああっ」

「…痛い…んだろう？沙夜」

「やぁっ、んんっ、いいのッ
このままで、…はぁあんっ、
あぅ、ンんッ、うぁ…、いいから。
総一郎ぅ…、止めない…でッ」

感じているのは
快楽だけだないはずなのに
そのままでいいと言って来る

「…っ、沙夜ッ、…ハァ、
ふ、ハァ、沙夜、君の口から
そう、言われたい…んだ、頼む」


俺が今まで　何年もかけて
築き上げてきた　この

小さなユガミノクニが

ガラガラと音を立てて

崩れ落ちて行く音が聞こえる…気がしていた


「ンぁあぁっ、んッ、はぁあぁ、ん
総一郎ぅ、好きっ、…総一郎、
好き、好き…だよ？私っ、総一郎が
んんぁあん、好き…」

そう言い終わるや否や
唇を塞がれてしまって

パンッパンっとお互いの
肌のぶつかり合う音がする
総一郎の律動が
それまでとは比べ物にならない位の

激しい律動へと変わって
彼がそうなりそうなのだと

知った


「はぁあ、ああぁっ、
ぁあん、はぁふぁ、ん゛ぁあぁンんぅ」

達してもまた更に
昇らされてしまって
ギュウギュウと自分の中が
総一郎のモノを
締め上げているのを感じる

ズパンッ　ズパンッ
パンッ　パンッ　パンパンッ