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お人好しは何かと巻き込まれる

第17章 勘違い

そのフォルトに馬車が一緒だった冒険者
三人組が付いてくる。

「お前達はどこまで付いてくる気だ」

「そりゃ憧れの冒険者様の戦いを見ない
わけないじゃないですか!」

「俺達、戦いの邪魔はしないんで」

と、キラキラした目をして付いてくる。

戦いの手伝いをする気はないようだ。

「来るなら役立てよ」

「滅相もない!俺達が出れば邪魔になる
だけなんで、近くで応援させてもらいます」

「邪魔だ。帰れ」

フォルトは冷たく突き返すが三人組は
この数日でフォルトが優しい事に
気付いて文句を言われようと
ニコニコと笑顔でついていく。




リューマ火山の麓に行くとフォルトの20倍程も
ある大きな赤いドラゴンが待ち受けていた。

「ようやく来たか!」

「お前か?人間の村に迷惑かけてるドラゴンは!」

全く恐れる事なく見上げるフォルト。

三人組は恐くてだいぶ離れた所で隠れている。



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