お人好しは何かと巻き込まれる
第17章 勘違い
しかしシェーラの大事な相手の為に
出来る限りの事をしようと
手の平に力を込める。
優しい光が満ちてギーニの体を包み込む。
「んっ…あれ…我は…」
傷が深くて意識が朦朧としていたのに
治癒魔法で完全に回復していた。
「嘘…こんなにすぐ治るなんて…」
治癒魔法を掛けた自分でも
信じられない出来事だった。
「あ…そういえば、エキドナさんの加護…?」
「エキドナの加護?加護をもらったのか?」
治癒力が上がった事に思い当たる事は
エキドナの加護しかない。
少し魔力が上がる程度と言っていたのに
これは少しどころではない気がする。
「うん。仲良くなって加護をくれたの」
「そんなに仲良くなれるなんて…
さすがルアだな」
「フォルトも頬を怪我してる。今、治すね」
手をかざし頬に温かさを感じると傷も
残らず綺麗に治った。
「大した事なかったのに…でもありがとう」
フォルトがルシアリアの頭を撫でようと
したらルシアリアの横から勢い良く
シェーラが抱きついてきた。
出来る限りの事をしようと
手の平に力を込める。
優しい光が満ちてギーニの体を包み込む。
「んっ…あれ…我は…」
傷が深くて意識が朦朧としていたのに
治癒魔法で完全に回復していた。
「嘘…こんなにすぐ治るなんて…」
治癒魔法を掛けた自分でも
信じられない出来事だった。
「あ…そういえば、エキドナさんの加護…?」
「エキドナの加護?加護をもらったのか?」
治癒力が上がった事に思い当たる事は
エキドナの加護しかない。
少し魔力が上がる程度と言っていたのに
これは少しどころではない気がする。
「うん。仲良くなって加護をくれたの」
「そんなに仲良くなれるなんて…
さすがルアだな」
「フォルトも頬を怪我してる。今、治すね」
手をかざし頬に温かさを感じると傷も
残らず綺麗に治った。
「大した事なかったのに…でもありがとう」
フォルトがルシアリアの頭を撫でようと
したらルシアリアの横から勢い良く
シェーラが抱きついてきた。