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お人好しは何かと巻き込まれる

第33章 一番強いのは?

「この世界で最強なのはきっとルアね」

「えぇ、きっと誰も叶いませんわ」

その様を見て人型になったシェーラとミリーが
苦笑しながら呟きルシアリアの両隣に並ぶ。

「ギーニ、ルアを助けに来たんじゃなかったの?
どうしてあなたがフォルトと
戦ってるのかしら?」

正座させられてるギーニを見下ろしシェーラが
問い詰める。

「それは、その…戦いを見てるとウズウズして…」

「だからって、敵の味方してどうするのよ!」

ガツンと怒られ小さくなるギーニ。


「魔王様?ちょっと嫌がらせするだけだって
言ってましたよね?
こんなに大騒動になって皆様にご迷惑おかけして…
魔王城も半分くらい壊れてるじゃないですか!
どうするんですか!?」

ミミリーシャも正座させられてる魔王の前に
仁王立ちして魔王を問い詰める。

「ミミリー、いやこんなつもりではなかった
のだが…その…」

魔王もミミリーシャにはタジタジになって
しまっている。


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