はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第10章 『次の日の朝』
仁をこの薫の店まで
自分のアルファードで送迎して。
仁が着ているアルマーニのスーツを
貸したのは若い頃GAKTOを思わせる様な
ビジュアルをした貴虎と言う名の男で。
この薫と貴虎と言う…男は、
二人とも仁とは高校時代から
付き合いのある…仁の同級生で。
腐れ縁の様な…親友と言うよりは、
悪友の様な存在だ。
「そ、れ、で、仁は今回は
貴虎に作りたくない借りを作ったって訳だ。
自分で頼んだのに、仁ったら
借りを作って置いてそんな顔してるんだ?」
『うるさい…、薫。
急ぎだって言ってるだろ?』
「はいはい。
そんなに急かさないでよ…、今してるから。
ちょっとだけ…カットさせてよ…。
仁、いいでしょ?らしくするからさ」
「俺もそれ賛成~、薫~、カリスマの腕で
仁を…男前にしてよ…。ねぇ、仁、良いよね?」
『こら、貴虎。
お前…話…聞いて無かったな?
急ぎだって、ずっと、言ってるだろうがっ』
「あはははっ、仁が怒った~」
「今のは貴虎が怒らせたんでしょ?
どう…?仁、こんな感じで
らしく…仕上がってるでしょ?
時間がないって急かすから、この程度だよ?
こっちが出来るのは、ここまで…ね…」
自分のアルファードで送迎して。
仁が着ているアルマーニのスーツを
貸したのは若い頃GAKTOを思わせる様な
ビジュアルをした貴虎と言う名の男で。
この薫と貴虎と言う…男は、
二人とも仁とは高校時代から
付き合いのある…仁の同級生で。
腐れ縁の様な…親友と言うよりは、
悪友の様な存在だ。
「そ、れ、で、仁は今回は
貴虎に作りたくない借りを作ったって訳だ。
自分で頼んだのに、仁ったら
借りを作って置いてそんな顔してるんだ?」
『うるさい…、薫。
急ぎだって言ってるだろ?』
「はいはい。
そんなに急かさないでよ…、今してるから。
ちょっとだけ…カットさせてよ…。
仁、いいでしょ?らしくするからさ」
「俺もそれ賛成~、薫~、カリスマの腕で
仁を…男前にしてよ…。ねぇ、仁、良いよね?」
『こら、貴虎。
お前…話…聞いて無かったな?
急ぎだって、ずっと、言ってるだろうがっ』
「あはははっ、仁が怒った~」
「今のは貴虎が怒らせたんでしょ?
どう…?仁、こんな感じで
らしく…仕上がってるでしょ?
時間がないって急かすから、この程度だよ?
こっちが出来るのは、ここまで…ね…」