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萌花が…どうして、

それを拒むようになったのか。

そこを…考えるんじゃなくて、
自分が拒まれた事に…、
自分が被害者みたいな…感情を抱いて。

夫婦の問題として…考えるんじゃなくて。

自分が嫌われてるとか、

萌花が全部…悪いんだからとか…

そんな考えに…短絡的に…至ってた。

その”理由”を…、知ろうとしなかった。

知ろうとしなかった訳じゃない…、

どうしてなんだ？とは…彼女には

何度も聞いたけど…。彼女は頑なに

その答えを答えようとはしなかった。

僕が家に帰ったら、

先に寝室の明かりを消して。

休んでいる事が多くなった。

仕事が忙しいんだろう…ぐらいにしか…。

僕と話もしたいくないのかとか…。

そんなに一緒に居るのも…嫌なら…、

離婚…する…と、言うのも…

頭の隅で…考えていた頃だった…。

丁度…萌花と結婚して…３年目の頃…。

離婚する夫婦が…多い頃の時期の事だった。