テキストサイズ

はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。

第22章 『初めての彼女』




『ああ、本諏訪先生?
先生がお見合いして
結婚するまでは先生とは続いてたよ?
あの後は…ちょっと流石に
僕も荒れてたし、同級生も
先輩も後輩も…食いまくったけどね?
処女卒業したいって子が、僕に
相手してって言って来るとかもあったし。
柏葉陽詩との件があったから、
僕も彼女が欲しいって
気分になれなかったし。
特定の彼女は作らなかったけどね?』

仁さんが今の仁さんに、
なった原因って…柏葉陽詩ちゃんが
原因なんじゃないかって、
そんな風に思っちゃったんだけど。

『それに…静さんも…、
僕が柏葉陽詩と別れたのを
どこからの経由で知ったからなのか。
偶に…学校帰りに校門の所で
僕を待ってて…ご飯食べに
ファミレスに連れて行ってくれたり。
その後、ラブホテルに行って
セックスしたりとかはしてたんだけどね』

そうだ…そう言えば…、前に
仁さんから…そんな話…聞いてたっけ?
静さんがお家を出て行っちゃった後も、
2人で会ったりは偶にしてたって。

「え?でも…制服でラブホテルは…
流石に…マズいんじゃ……」

『その辺りは、…何とか
あっちにして貰ってたんじゃないかな?
それから…2ヶ月ぐらいは
先生の家でお世話になってたんだけど
流石にずっと…世話になったままも
悪いし、帰ってやって欲しいって
内村さんに言われたのもあったし。
このままでも仕方ないから
家に帰ったらさ……』



ストーリーメニュー

TOPTOPへ