はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第29章 『ロールプレイングの下準備』
自分の部屋に真奈美ちゃんが居るけど
本舗でもいつも一緒に居るせいか、
誰かが自分の居住空間に居るのに
こっちも気を遣わなくていいなと
言う事に仁は気がついた。
洗面所の方から髪の毛を
乾かし終わった真奈美が戻って来て。
ソファで寝転がっていた仁が
体を起こすと仁の隣に真奈美が座った。
ちょっと…だけ…離れていた
僕と真奈美ちゃんとの身体の距離は
一緒にテレビを観ている内にいつの間にか
ピッタリと寄り添う形になっていて。
自分の右側の方に真奈美ちゃんの
温もりと身体の柔らかさを感じる。
スリスリと…こっちの身体に
顔をすり寄せて来る真奈美の肩に
仁は自分の腕を回して抱き寄せた。
チビチビと飲んでいた缶ビールも
空になってから大分経って居たけど、
こうして身体を寄せてくれている
真奈美ちゃんになんか悪い感じがして
2本目のビールを取りに行くに
取りに行けないままで時間が過ぎていて。
リビングの時計を見ると、時間は
23時を過ぎた辺りになっていた。
ーー
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