はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第6章 『真奈美の嫉妬とオムライスの思い出』
『でもさ、ほら…美幸さんの話を
聞いてさ。美幸さんが…このままじゃ
気の毒だって、優しい
真奈美ちゃんは思わないの?』
「そっ…それは…、
白鳥さんは気の毒…だし…、
真奈美も…白鳥さんの…、
お役に立てればとは…その…思います…けど。
うっ!……っ、うう゛ぅ…。だからって、
これとそれは話が違いますぅ~うっ。
仁さんは、毎回ッ、
真奈美の扱いが適当なんですッ。
真奈美は…こう見えても、
男の人から、モテモテなんですよ?」
『いや…前から言ってるけど…、
真奈美ちゃんは19でしょ?
僕の中では女性って認識されるのは、
30からなんだって。それに…、
モテモテって…、モテてるんだったら
さっさとイケメンの彼氏でも…作ってさ、
既成事実作って、結婚してさ、
こんな得体の知れない店…辞めたらって…』
そんなに眉間に
皺が寄せられるんだって言う程、
真奈美がその可愛らしい造作をしている
顔を顰めて仁を睨みつけていて。
「どうせ…私は…
熟女好きな仁さんから見たら、
まだまだ子供マンコですよ~だ…ッ。
真奈美が…そうなって、困るのは、
誰でもなくって、仁さんなんですからね?
真奈美は19ですけど、ちゃんと女なんですッ」