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「はい、この今撮影した写真が…
依頼主さん達にとって笑って
眺められる写真になってくれるように、
頑張りましょう。仁さん」

『そうだね、真奈美ちゃん。
今までそのために色々と
今日の為に準備して来たんだし…』



「て…言うか…ビックリです～。
お屋敷の中に、チャペルも
あるんですね…、知りませんでした」



と…どこからか凄い良く通る声が
聞こえて来て新しいゲストが
受付を済ませてチャペルに
移動してる最中のなのだろうが…。

その声のボリュームの凄さに
一瞬僕達はフリーズしてしまって。
その声の元を辿ったんだけど。

小柄の２０代の女性と
中肉中背の３０代の女性の
２人連れのゲストの
小柄の若い女性がその
会場に響く声の発生源だったんだけど。
その２人連れのゲストの写真も
他のゲストと同様に撮らせて貰って。

その２人連れの女性がチャペルに
入った後にチャペルの中から。

「あぁ～っ！！じゃあ、女神さまが
あの、院内で噂の生田さんの彼女！」

と言う声がチャペルの中から
こっちの前の廊下まで聞こえて来ていて。

「じっ、仁さん…。
じゃあ…さっき撮影した
２人連れの女性の片方の女性が…」