『はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。』第31章「『決戦は土曜日に…第一部』」　949ページ

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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。

第31章『決戦は土曜日に…第一部』

キャンドルを手にした…
カラードレスを身に纏った新婦と
新婦と同じ様にキャンドルを手にした
黒のタキシードに身を包んだ
新郎がゲストの拍手に包まれながら
バンケットルームに入場して来る。

新郎新婦のテーブルの横には
特大サイズのキャンドルが
生花で装飾されて小さいサイズの
テーブルの上に用意されていて。

新郎新婦がそれぞれの手に持っている
キャンドルに火を灯す。

ユニティキャンドルの演出を
自分達で用意したキャンドルで
元田西崎の両名は用意していて。

この特大キャンドルを
用意してるのも見せて貰ったが。
西崎の友人のキャンドル作家が
今日の為に用意してくれた
特注品なのだそうだ。

テーブルの上の大きなキャンドルに
お互いの持っているキャンドルの
火を合わせて灯す様子を
仁と真奈美は別の角度から
それぞれのカメラにしっかり納めて。

特大サイズのキャンドルを使った
ユニティキャンドルは、
会場のゲスト達の目にも
インパクトがあったみたいで。
キャンドルの大きさや
デザイン性について各テーブルから
囁く声が聞こえていて。