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「美海っ…お前は…、俺だけじゃ
無くて一体どれけの人間に…
人様に迷惑掛けて生きて来てるんだ！
お前はここに居ていい人間じゃねぇんだよ。
さっさとこっちに来い。帰るぞ！
お前と話したい人も連れて来てるからな」

「え？…か、帰る…って……
私と…話したい人…って…誰？」

「誰？さっきのムービーで
それが誰か位、考えればわかるだろ？
お前が…どれだけ、バカな女なのか
俺も…お前の顔しか見てなくて
なにも見えてなかったって自覚したしな。
お前と…一番話したい人だよ…。
お前がずっと…迷惑かけ続けてる相手だよ。
遊亀正樹の奥さんと言えばわかるだろ？」

ズンズンとバンケットルームを
恐ろしい形相で森園美海の夫の
伊藤雄介が進んで来ると
森園美海の前に逃げ場を塞ぐ様に立ち塞がる。

「やだっ…。帰らないっ…
だって…結婚式に招待されてるのよ？」

「だから頭が湧いてんだよ、お前は。
ここの人達が本気で一緒に結婚式
祝ってほしくて招待したと思ってんのかッ。
お前みたいな男を、顔と金と
チンポでしか見れない女なんかと
結婚した俺がバカだったんだよ。
こんな事になるぐらいなら……
巴と…結婚しとけば…今頃…ッ…。来いっ」