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高校生の闘病日記

第5章 8/5 休憩

さらに、なかなか男の看護師さんいなくならないなって思ってたら、木村先生が何か指示出して。

看護師さんが頭の方に近づいてきて、そしたら何故か顔を両手で抑えて固定されて、別の看護師さんに肩と腕ギュッて抑えられて、何が何だかわからずにパニックになってたら、

「痰絡んでるから吸引するね」って木村先生が言い出して。

吸引?吸引?って考えてたら、
いきなり口の中に管みたいの突っ込まれて、しかもそれどんどん奥の方に進めてきて。

これほんとにめちゃくちゃ苦しくて、息できないし、死ぬかと思って、でも声も出せないし相当強い力で固定されてし、手も掴まれてたから抵抗することもできなくて、「ぅおぇ、ゲッ....うぉえぇぇ...グスン」みたいになってた。

涙ボロボロ流して顔ぐしゃぐしゃになって、死にそうだったけどなんとか耐え抜いた。

終わった後に「先生酷すぎ、もう絶対やらないからね」って思わずタメ口で言ってしまったら、先生が「ごめんね〜」っていいながら、看護師さんと笑ってた。
悪魔ですか?


痛いことも検査もしないはずだったのに〜って悔しかったけど、まあ点滴したらお腹痛いの治ったし呼吸も楽になったから、文句言えん。

でももう絶対、足の甲の点滴と吸引だけはしないからね!絶対!!一生!!!


処置終わった後はまた寝まくって、回診で起こされるまでぐっすり寝てた。
熱と聴診と体調聞かれたくらいで痛いことはせずに回診終わったけど、ちょうど運ばれてきた夜ごはん見て、「夜は3口頑張ってみよっか」って木村先生が。

でも見ただけで吐き気してくるし、食欲なんて全くなくて、「本当の本当に無理です」って訴えたら、先生頭抱えちゃって。

やっぱり食べてなさすぎみたい。
食べないと体力つかないことは分かってるんだけど、体が受け付けなくて。もともと食が細い方ではあるけど、自分でもこんなに食べれないのがちょっと怖い。

渋々看護師さんがご飯下げてくれたけど、
「明日も食べれなかったら検査してみようね」って木村先生に軽く脅されたから、明日は意地でも食べないとだ。


また眠くなってきたので、寝まーす。

おやすみなさーい

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