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パートタイムラブ

第1章 パートタイムラブ

 ⑨

「そ、そんなぁっ…」

 ビリビリビリ…

 なんとストッキングの股間部を破いてきた…

「あぁん、や、んっ…」
 この荒々しさに…
 燃え、昂ぶり、激しく疼いてしまう。

 わたしはこんなワイルドで荒々しいセックスを…
 求め、して欲しかったのである。

 そして…

 そのストッキングを破いた穴に指先を入れ、パンティの股間部をスッと捲り寄せ…

「はあうっ、あ、っくぅんっ…」
 いきなり挿入れてきたのだ。

「はぁんっ、んあっぁぁ…」

 久しぶりの膣の中に…

 ミチミチと、熱く、固く、太くて猛々しい祐也さんの怒張が…
 めり込むかの様に挿入ってきた。

「あ、はぁ、ぁぁぁ…」

 そして祐也さんの怒張は…

 わたしの経験上、一番太くて固い…

 いや、半年間のセックスレスだったからそう感じたのかもしれないが…
 少なくとも夫のよりかは格段に大きく、固く、太かった。

 そして、まず、シャワーを浴びず、お互いの欲情の勢いのままに、いきなりストッキングを破り、下着も脱がさずに、股間部のみをズラし…

 挿入れてくる…

 それは結婚以来のわたし自身のセックスの価値観を根本的に変えた…

 いや、否定した…

 荒々しくて、ワイルドなセックスである。


「はぁぁ、ゆ、祐也さぁん…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…
 彼の荒々しい腰の動きに、ベッドが激しく揺れ、軋む。

「あっ、あっ、あっ、あっぁぁぁ…」

 そしてわたし自身の奥の奥まで激しく突いてくる、怒張の長さ、固さ、太さが…
 半年振りに膣の肉が歓喜と愉悦の震えを起こしてくる。

 そして…

「あっ、あっ、はっ、はぁ、はあぁぁ、や、ん、だ、ダメ、あっぁぁぁ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 瞬く間に子宮の奥から絶頂感の、快感の波がせり上がってきて…

「んあっぁぁ、や、イッ、イクっ、イッちゃう、っくうぅぅぅ…」
 
 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 わたしは腕と脚を彼に絡ませ、しがみ付き、激しく全身に愉悦の震えを起こし、瞬く間に絶頂感を迎えた。

「はぁぁ、イクうぅぅぅ………」

 そして…

 その激しい、久しぶりの、荒々しい絶頂感は…

 わたしの心の中のナニかを壊し…

 セックスの価値観を根本的に変えたのだ…



「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

 


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