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恋人も濡れる街角2023

第1章 不思議な恋は…


「隣、よろしいかしら」

 バーで一人で飲んでいると、ハスキーボイスがそう声を掛けて座ってきた。

「あ、うん」
 だが、カウンター周りを見ると席は空いている。

 なんだ、逆ナンなのか?…

「……」
 そう想いながら横を見る。

「ねぇ、何かごちそうしてよ…」
 すると俺を見てそう囁いてきた。

 そうか、そういうことか…

 俺はもう一度、見つめ、一瞥する。




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