もう奴隷のように犯されるのはイヤ…
第13章 【管理人さんは優しくて温かい絶倫お爺ちゃん】
「おはようございます」
引っ越しの挨拶は済ませてあるので廊下で会うとどちらからともなく挨拶する。
確か…子供1人居たよね、挨拶行った時。
えっと……吉田さん?だったっけな。
シングルマザーっぽい。
あの人もスーツ着て出社するんだろう。
エレベーターを押すと同じ階の手前の部屋から慌ててゴミ袋持って出てきた女の人。
すっぴん眼鏡でアディダスのジャージ。
軽く挨拶してエレベーターに乗り込む。
この人は花村?花岡?だったかな。
何か自宅で仕事してるっぽい。
粗品受け取って早々と玄関閉められたしな。
住んでる2階は私含めて4部屋。
201,203,205,207…と奇数の部屋番号しかない。
1LDKだからまず独り身よね。
隣の部屋の人は明るくてサバサバした感じのギャルっぽかった。
引っ越ししてきてまだ1週間ほどだが2〜3回違う男の人を連れ込んでるの見たし。
遊んでそうな人だった。
まぁ、人それぞれよね。
魔の7連勤を乗り越えてやっと休みにありつけた。
死ぬ……足が棒で動かない……
こんな時にビール切らしてる。
仕方ない、コンビニ買いに行くか。
と財布持って玄関を出ようとした時、隣から話し声が聞こえてきた。
また誰か連れ込んでんのかな、とゆっくりドアを開けて様子を見る。
あれ…?この前の管理人さん…?
「いや、もう待てんよ、良い加減払ってもらわんと〜」って聞こえてきて、まさか家賃滞納?なんて推測して。
壁に耳を当てるようにして聞き耳を立ててしまう。
隣のギャル住人は甘いなで声で管理人さんに色目を使っていてこっちが聞いてられないほどだった。
コンビニ行きたいだけなのに、行けないなんて。
廊下でやらないでよ。
グイグイと管理人さんの手を引いて
「お願い、また気持ち良くするからさ」ってパタン…とドアが閉まった。
えぇぇっ!?!?
ウソでしょ…?
そんなの許される事なの?
え、思い違いじゃなければ、今、隣で、何が起きてる…?
……マクラ的な?
身体で許して……的な?
エッチするから家賃見逃して……みたいな事!?
いやいやいや、管理人さんの歳考えてよ!
あれはどう見ても還暦は越えてる!
白髪頭も薄いし、顔も手もしわくちゃだったよ?
私の死んだお爺ちゃんより歳いってるかも。
ダンディだったけども!