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12歳年下の彼に溺愛される話

第1章 『私』と『彼』との馴れ初めの話


『僕は…そのつもり…なんですが…』

その後に…、恋人同士で…と
実質の告白を…
12歳も年下の彼からされてしまって。

「えっ…でも…ッ」

『次の土曜日もお時間、
僕の為に空けて貰っても?』

「……あっ、あの…ッ、生田さん…ッ」

デートをするだけならまだしも。

身体だけの男女の仲になるだけならまだしも。

普通の恋人同士には…なれないと…。

そう…生田の言葉に返事を返した。

こっちは…断った感じなのに、

当の彼はニコニコしていて。


『そう…巴さんから、
お聞き出来て、…安心しました。
だったら、普通に恋人同士は
無しだけど、少なくても年下の僕を
異性として、男として見て貰えてるなら…。
あの時の…レンタル彼氏が
どうこうの話…じゃないけど。
僕の事…、買ってくれたりとかは
巴さん的には、アリな感じですか?』

そんな…とんでもない…提案を
彼にされてしまった。

普通に付き合って欲しいなら…、
歳の差があるから無理と
こっちも…素直に断われるのに。

そんな提案をされてしまっては…。

正直…心が揺らいでしまう。

彼をお金で買う事になるのだが…。

彼にお金を支払う事で…、

私はサービスを受ける側になるのだから。

彼の事は…素敵な男性だと思って居たし。

レンタル彼氏とか…出張ホスト…、

言い方を…替えてしまえば…

パパ活ならぬ、ママ活なのでは?

そんな疑問を抱きつつも…。


普通に年下のイケメンの彼と

付き合う事には…抵抗しか無かった私には。

変な気を遣わずに…、

堂々と若い男の子と…デートや

恋人ごっこが楽しめると…。

彼と…その…お金での関係を持つと言う

生田さんの提案に合意してしまっていた。


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