12歳年下の彼に溺愛される話
第6章 11月の出来事
10月に一緒に旅行の計画をして。
11月の2日に有休を取得して。
港斗君の車で、2日の
早朝?夜中?の時間に
アパートを出発して。
2泊3日の秋の宮島…と
広島観光を彼と一緒に楽しんだ。
牡蛎も一杯食べたし、
広島焼きも…穴子飯も…
食べたし…、美味しかったな…。
泊まったホテルも海が見えて
凄い素敵で、良い感じだったし。
広島までは遠かったけど…楽しかったな。
今度は来年に沖縄に行きましょうって、
港斗君は言ってたけど…。
港斗君と…沖縄に行くのに、
ちょっと抵抗…あったんだけど…。
私の中の…同じ場所に
行く事への抵抗も
今回の広島の旅行みたいに、
自分が行きたい場所を伝えたら
港斗君は遠くても
連れて行ってくれるだろから
雄介さんと行った場所を避ければ…
沖縄旅行も…楽しめるかなって。
前向きに…
考えらえる様には…なって来て居た。
それに…、ちょっと変わった事と言えば。
仕事場の人に…
友坂さん、痩せたんじゃないとか。
綺麗になったんじゃないとかって、
やたらに言われる様になった事…と…。
別の部署で…仕事をしてる…、
5歳ほど…年下の男性に…。
付き合って下さいって
告白されたんだけど…。
それは丁寧に…お付き合いしてる人が
居るので、ってお断りしたんだけど。
港斗君がその事を話したのは
11月の8日の水曜日のジムの後に
うちに泊まりに来た時の事で。
『巴さん…何か…、僕に話したい事が
あるんじゃないんですか?
さっき、飲んでた時も…ソワソワしてたし
何か…、僕に疚しい事でもあるんですか?』
ビクッと…私の考えている事が、
彼に筒抜けになっていて
私は驚いてしまったんだけど。
変に話しても良い年下ババアが、
調子に乗って…自慢話してるって
思われちゃったらヤダな…とかって。
そんな気持ちもあったりとかしたりして。
「あのね…、その…変な
意味があるんじゃないんだけど…」
周囲の人に変化の事や、
綺麗になったって言われる様に
なったって話を巴がすると。