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12歳年下の彼に溺愛される話

第4章 巴の引っ越し


11日に…、その日は車で出勤して
仕事を定時で帰らせて貰って。
不動産屋さんにその足で寄って、
新居の鍵とスペアキーを受け取った。

トランクに纏めた衣類や日用品の
アパートに運んでおいても
不便がない物を
段ボールに4箱分用意して。

港斗君と一緒に買い物に行った時に、
掃除機だけは持ち帰ると言って
当日に持ち帰りをしたので。

鍵を受け取ったその足で、そのまま
新居になるアパートへ巴は向かった。

駐車場に車を駐めて、
まずは、荷物の前に掃除に必要な物だけ
持って巴は車を降りた。

目の前にはメーター類と
ちょっとした植え込みがあって。

その奥にある駐輪場には、
凄い小さいサイズの
自転車や三輪車が数台あるから。
小さなお子さんがいる
ご家族が…あるんだろうな。

この…2つ並んで建っている。
A棟とB棟の独立した建物に、
それぞれ2部屋づつ、4部屋。

A棟とB棟を合わせて
全部で8部屋あるアパートの。
手前ではなくて、奥のB棟の方の…。
2階の手前が私の新しい
住まいとなる部屋だ。

隣と言っても、間に階段を挟んでいて。

階段部分を共有してるだけで
お隣さんとは独立した、
別の建物になって居る。

私の部屋は1LDKだけど。
2LDKの間取りの部屋もある様で。

不動産屋の人も新婚夫婦とか、
小さな子供がいる家族が住んでいるが
赤ちゃんとかの泣き声とか、
それこそ…新婚夫婦のあっちの声も
全然出ても安心な物件ですよって。

凄い満面な笑みで…私と
港斗君を見ながら、オススメされて
しまった…お部屋だったんだけど。

勿論それで…選んだんじゃなくて。

キッチンが…半分だけ、
カウンターキッチンみたいになって居て。
シンクの所だけが…、
リビングにせり出してる感じで。

食べた後に洗い物をシンクに
運ぶ時便利だって思ったのと。

ガスコンロが最初から据え付けで、
3口コンロだったから。

お料理するのに、良いなって。

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