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ビッケとビッチ

第1章 11月18日土曜日午前10時50分

 3

 そしてベッドに入る…

 だが、昨夜の和哉くんとの久しぶりな男との…

 玩具ではない生、ナマな男の… 

 感触…

 熱…

 匂い…

 そしてあの肉の硬さ…

 等々が、リアルに脳裏に蘇ってしまい…

 そして携帯小説『ビッケ』を書いたせいの興奮もあり…
 ウズウズと昂ぶってきてしまっていた。


 あぁ、どうしよう…

 疼いてしまって眠れないかも…

 でも、また、明日の夜、和哉くんと逢う約束を交わしたのだ。

 ここはガマンだ…

 だが、予想外にスーっと、眠りに落ちる事ができた。

 そして一日空けた約束の…

 11月19日の日曜日…

 わたし達は夕方5時に待ち合わせた。

 なぜに5時か…
 それはわたしのバスケットコーチングの都合である。

 しかし和哉くんはこの日曜日は予定は無かったそうだ…

 わたしは急ぎ帰宅し、シャワーを浴びて、慌てて約束のイタリアンレストランへと向かう。

 ちゃんと約束の時間に和哉くんは来ていた…

 時間厳守はわたしの基本である。

 これも合格であった…




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