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素敵な飼い主様

第6章 執事の北条さん。




9月28日


午前10:03



日記を書けない日が続いてしまった。



それも、そのはず。









神矢様が女性をおよびになった日。












――――――紫苑様がいなくなってしまったのです。







予想していたのですが、もっと後だと思っていたわたくしは、驚きを隠せません。





荷物も一つも残っておらず、まるで彼女がいた日々は、幻覚だったかのようです。



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