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素敵な飼い主様

第7章 戻れない




そんな涙も、優しく指ですくってもらい、この人なら。
と思う。



まだ全ては話せないけれど、”その日”が来たら、この人に頼もう。






傷口を薬で塗ってもらい、痛みが少し和らいだ。




まだ仕事があるらしい川城さんは、そのまま笑顔で仕事へと戻っていった。





最後まで、何も聞いてこなかったから、背が見えなくなったとき、ホッと息をはいた。








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