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素敵な飼い主様

第7章 戻れない





「知りたい?紫苑」



ポンッ



叩かれた肩。
そっと見れば、見覚えのある、骨ばった手がのっている。



この手を、あたしは知っている。



もう、二度と会いたくなかった・・・のに。



「椎名・・・様・・・。なぜここに・・・?」



振り向くと、やっぱり
微笑む椎名様がいた。



白いスーツを着て、茶髪の髪を綺麗に流している。


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