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素敵な飼い主様

第1章 1




でも、もっと、もっとって、それ以上を求めてしまいそうになる。




酸素がほしくて、息苦しさに涙目になる。


「はっ・・・、はぁ・・・っ」



やっと離してくれたのは、5分たった後だった。




あまりの上手さに、支えがなくなったあたしは腰がぬける。



そんなあたしを見て彼は不敵に微笑んだ。


その姿に、思わずドキリ、と胸が高鳴る。



「こんなんじゃ、この先もたねぇぞ?今日からあんたは俺の




    犬、なんだから」





そんな、低くて、妖美な声が、鼓膜を振るわせた。


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