素敵な飼い主様
第2章 飼い主様の本性
「なっにするのよ!帰らせて!!」
「黙れ。口塞ぐぞ」
さっきから、こんなやり取りばっかり。
それもそのはず、コイツがあたしを変なところに連れて行こうとするんだもの!!
「いいか、もう一度言う。誘ってきたのはあんたのほうだ。今更喚いたって言える立場じゃねぇぞ」
「・・・っ」
あぁ、こんなことなら、誘うんじゃなかったと後悔する。
「もう少しで迎えも来る。喚くなら、ここでヤッてやってもいいんだぞ?」
「ば、馬鹿じゃないの?!今真昼間よ?!」
「喚かないのなら別だ。黙れ」
いくらあたしでも、昼間の野外プレイはできない。