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100回射精したら付き合ってあげる♡

第9章 予定外




陽葵の付き添いでプールに参加した日。
少しイライラしていた。


訳分からないメンバーで、朝から陽葵のクラスの調子に乗ってるギャルグループの子達は男子達をおちょくって、それに対して浮かれる男子達。


前からこういう陽キャグループのノリは好きじゃない。
案の定、学校内で人気の高い大野君と付き合ってる陽葵にギャルグループの子達は嫌がらせで水着を隠すとか幼稚な事までしてくるし。


その時点で水着なんて放っておいて陽葵を連れて帰ろうと思った。
いつもなら陽葵は私に着いてきて私がなぐさめれば元気を取り戻す流れだったけど、この時は大野君を求めた。


大野君は陽葵の事を真っ直ぐに想ってくれて、信頼出来る彼氏なのは充分わかってたけど私から陽葵が離れてしまったみたいでショックだった。


ショックだったけど、大野君に助けを求めるしかなくて更衣室を出ると大野君と一緒に海斗も私と陽葵を待っていた。


大野君しかいないと思ってたからいつもの武装をしないまま出てしまって、海斗がさっき挨拶をした時と私の事を見る目が変わったのがすぐにわかった。


さっきまでギャル達に夢中だったくせに。
男子にこういう目で見られるのは中学の時以来。


嫌な思い出しかない。


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