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12歳年下の彼とクリスマスする話

第6章 12月14日と15日


千冬に大和は明日はどうするの?と
尋ねたら、旦那さんと
うちの両親が大和を連れて
買い物に行くと言ってると言う
返事が返って来て安心したのだけど。

後、港斗君からもLINEが来てて、
大事な事を言い忘れてと言うので
何だろうと思ったんだけど。
明日の結婚式は…会費制だから。
会費…だけ…すいませんと言って居て。

かなりカジュアルな…手作りの
結婚式だし、ご祝儀じゃなくて
会費制なのも今時な感じがするな。

ご祝儀の相場って…会社の同僚とかでも
一般的に3万円と言われてるから。
今回の結婚式は会社の同僚で集まる
お披露目会的なのと言って居たし。

多分だけど、内容的に今時の
結婚式のスタイルの1.5次会タイプの
現代のスタイルに合った新しく
広まりつつある結婚式で。

披露宴ほど堅苦しくないし、
2次会ほど砕けても居ない。
費用も大分削減するのに
頑張ってる感じだから。
ゲストの負担を軽くしたいし
同僚でわいわいしたいって感じがして。

港斗君から聞いた場所を検索すると、
最寄り駅から徒歩8分程で。
電車でのアクセスも良い場所だった。
お酒を飲むのを前提にしてる感じかなって。

妹の時はちゃんとした結婚式だったし、
こう言う今時の結婚式には
参加するのは初めてなので。
どんな感じなのか…楽しみ…だな…。

場所も北野の異人館のある辺り。

あの辺りの異人館には
貸し切りに出来る異人館が
幾つかあるから。
観光の為にある異人館や
レストランになってる異人館には
お金さえ払えば入れるけど。
そう言う、貸し切りにだけ
対応してる所には、ゲストにでも
呼ばれない限りは入れない…しな…。

「っとああ、もう…こんな時間だ…」

考え事をしたり、ネットで
あちこち見てる内に
家を出る時間になっていて。
巴は自分のアパートを後にした。

この前の休みの残りの半分を
使っていいよと言われたので、
その日も午前中で帰らせて貰って。

千冬の同級生の経営している
エステサロンに電話をして。
お金をちゃんと払うので、
オプションを充実させたコースに
コースと予約時間を変更して貰って。

1000円じゃない代わりに
オプションを充実されて貰って。
かなり…融通を利かせてくれて。

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