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シャンの父
「…情けない…手柄を立てた…？
それは、貴方の力不足では…？
日々の鍛練を怠り私利私欲に溺れ…
それに、戦利品は復興のため各国々
返しました…私達は何も貰ってはいない…
むしろ失ったものの方が多い…」

　と、切なそうに男に言った…

「それが、気に食わんのだ…偽善者振って…
虫酸が走る…」

　と、その男は
苦虫を噛み潰したような顔で言い放つ…

　それを黙って聞いていた…祭とシャンの母

祭の母
「どうやら…交渉決裂ね…祭…シャン君と、
くぅを連れて一緒に逃げなさい…」

　と、祭の母は立ち上がり…

シャンの母
「まつり君…シャンの事を、ありがとう…
貴方は優しいのね…此処は私達に任せて…
シャンと、くぅを…頼むわよ…」

　シャンの母は優しく祭を抱き締めると…