恋慕
第26章 戦場…朕と弦
【戦場…朕と弦】
一方、朕と弦も結界の張られている外側へ
朕と弦は屋根の上で満月と星空の下…
いつもとは違う光景を目の当たりにして
愕然としていた…
燃え盛る炎…敵味方関係なく
弓矢が刺さり倒れている者達…
血を流し斬り合い苦しんでる者達…
残酷すぎる…
《ふたりとも…しっかりして…くぅは
別な場所で戦うよ…決して死なないでね…》
と、くぅは、その言葉を言い残し…
別な場所へと行ってしまった…
朕と弦は、くぅの言葉で我に返った…
弦
「そうだな…
おいら達が、しっかりしなきゃ…」
弦は、そう言うと…胡弓を取り出し
屋根の上で胡座をかいて曲を奏で始めた…
すると、敵陣達は自分自身の
急所を外しながら…刀傷を負わせ…
敵陣同士は弓矢で身体を傷つけあった…