
恋慕
第42章 恋心…
つまり、紫仙は…小豆に天を手懐けさせて
紫仙の言う事を聞かせろ…と脅してきた…
それを聞いていた天と小豆は…
天
「おや、まぁ…紫仙様ったらぁ~…小豆様に
私との余生の責任を取れだなんて…
話が早過ぎますよぉ~」
小豆
「えぇ…ッ!?よ、余生…ッ!?
あたいは…下っ端ですよぉ…ッ!?」
違う意味で、ふたりの鼓動が乱れていた…
天
「小豆様に一生、お仕え致します…
小豆様の門番の憩いの刻には
私の手作り小豆大福と最高級玉露茶を
お持ちしますね…そして、私の操も
一緒に…そのぉ…木々の茂みの中で…」
と、天は頬を染めていた…
紫仙は、小豆に目配せしていた…
小豆は、それを察して…
小豆
「えぇ…良いですけど…その代わり…
天様は紫仙様の言う事を、
ちゃんと聞いてくださいね…?」
