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恋慕

第19章 隠された秘密…


師範殿
「なっ!?そのような物ばかり描いて…
しかも弦くん…君は日頃から酒の匂いを
させて…遅刻はするし…門限過ぎても帰って
来ないし…掟を破ってばかり…それでは…」

 と、師範殿は弦を説教し始めた…


「まぁ、まぁ…落ち着いて~
本来なら、この四十八手春画の書物は銭を
とるのだが…今回は銭は、いらん…
それに掟破り…?
それを相殺すのが試験だろ?
おいら、この前の試験で満点だったぞ?」


「弦よ…愛を銭で売るのか…?
では、我らの愛は、どうなる…」

 と、朕は切なそうに弦を見詰めた…


「えっ…!?
いや…そう言う意味で言ったんじゃない…」

 と、弦は朕に弁解しようとするが
空回り…何だか朕と弦の間が近いようで
遠い…切ない感じになってしまった…

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