無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　シャンも、横笛を口許に持っていき…
指を添え…秘力を込め…曲を奏で始めた…

　シャンの曲を聴いた…敵陣達は…

「この曲を聴くな…っ…身体が勝手に…っ」

「…意識が…朦朧と…」

　と、聴覚が狂い始め…発狂する者…
意識を失い…倒れる者…

シャン
「…今すぐ退却する約束をすれば、
僕の曲の音で回復してあげるよ…？」

　と、シャンは敵陣達に提案する…

祭
「…お前達は騙されて来たのだろう…
今なら命だけは助けてやる…」

　と、祭は秘力を込め…言霊を発した…

　すると…次々に…命乞う…敵陣達…
だが…敵陣達の中には
　祭とシャンと同等の秘力を持つ者もいて…

　言うことを聞かない敵陣達もいた…
数が多すぎる…
　祭とシャンは…冷静を装ってはいるが…
戦い続けた…