はなことば
第1章 Sunflower《先輩》
夏樹「ごめん……我慢できなかった」
渚「大丈夫です……私も気持ちよかったし」
夏樹「声聞こえちゃったかな」
渚「途中から、忘れてました(^_^;)」
夏樹「まぁ、聞こえてたらお互いさまってことで」
渚「ですね( ˊᵕˋ ;)」
.
少ししてからログハウスを出ると
既に隣にいた2人の様子はなかった
夏樹「絶対……聞かれたな」
渚「……ですね」
バーベキュー会場に戻ると
莉々が慌てたように近づてきた
莉々「渚!!!」
渚「あっ、莉々」
さっきのこともあり
莉々と目を合わすのが気まづい
莉々「ちょっと来て!」
そういって先輩から少し離され
莉々「イチャコラしてたっしょ?( ¯꒳¯ )」
渚「っ……莉々の方だって……」
莉々「えっ」
渚「バレてないとでも思った?」
莉々「なんだ、、バレてたのか」
渚「酔いは冷めたの?」
莉々「うん、、おかけで全快(^^)」
渚「なら良かった」
莉々「渚さ……」
渚「ん?」
すると莉々は私に近づき
莉々「……声かわいかったよ」
と小声で言ってきた
渚「ちょ、っと!!莉々!!」
莉々「( ´∀`)ハハハ」
.
夏樹「渚!」
渚「はい!」
夏樹「これあげる」
そういって1輪のヒマワリを差し出した
渚「ひまわり!」
夏樹「そこに1本だけ咲いてて」
渚「このひまわりなんだか小さくてかわいい」
夏樹「渚……夏休みまた会える?」
渚「はい……会いたいです」
夏樹「うん( ˶'-'˶) じゃぁ、今度ひまわり畑行こう」
渚「はい!行きたいです!!」
夏樹「じゃぁ、今日は1本のひまわりで許してね」
そういって私の頭をなで優しい笑みを浮かべた
.
こんな出来事が起こるとは
1ミリも思わずバーベキューに参加したが
先輩と出逢えて…
最高の夏休みになりそうな予感がした
後にひまわりの花言葉を知るのは
先輩の初デートの時だ
ひまわりが1本の時の花言葉
それは
「一目惚れ」
Fin