ヤリチン野郎と一途くん
第19章 お昼休み
蘇芳
「アッハッハ…瑠璃の方向オンチは
なんとなく分かってたよ?今朝、駅の時刻表
を見ながらキョロキョロしてたし…
職員室も分からなかったから…確信した…
それに…首席狙ってんの?瑠璃の順位は?」
と、蘇芳は試すように瑠璃に聞いてきた…
瑠璃
「えっ?方向オンチ…バレてたんだぁ…
順位は…学校全体でも学年でも…
クラスでも最下位だった…転校する前…
入試テストして…
今朝…先生から結果を知らされて…」
瑠璃は、しょんぼりしていた…
それを聞いた蘇芳は…
蘇芳
「アッハッハ…瑠璃くん…?
それで良く首席を狙えたものだね?
まぁ、高い目標を持つのも良いけど…
少しずつ、ゆっくり首席を目指そう…
俺で良ければ勉強教えて上げるよ?
その代わり…」