ヤリチン野郎と一途くん
第22章 すれ違い
瑠璃
(どうしよう…蘇芳くんの前だと…
自分が自分じゃなくなる…)
腰を抜かした瑠璃の姿を見て…
蘇芳
「瑠璃?やっぱり…大丈夫じゃないし
恐かっただろ…?」
と、蘇芳は
瑠璃の胸ポケットからスマホを取り出し…
自分のスマホに瑠璃のスマホをかざして
蘇芳は瑠璃にスマホを手渡した…
瑠璃は呆然と蘇芳のされるがまま…
蘇芳
「瑠璃のスマホに俺のLINE入れといたよ…
それから俺も瑠璃のLINEを 入れた…
何かあったら、すぐ連絡してね?
それから、これは、御守り…」
と、言って蘇芳は自分のヘアピンを
瑠璃の少し長い前髪にヘアピンを止めて…
蘇芳
「俺と、お揃いのヘアピンだよ?
俺は、ずっと、お前の傍に居るから…
瑠璃も…俺の傍に居て欲しい…」
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