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瑠璃
「蘇芳くん…
勝手にチェリーのアイコンにしちゃって…」
(あぁ…蘇芳くんに
僕のチェリーを捧げたかったなぁ…
それに、このヘアピン…嬉しかったのに…
淡い期待が一瞬で砕け散ってしまった…)

　と、考え事をしていると…

羊さん
「瑠璃様…迎えに来ましたよ…」

　と、後ろから優しい羊の声が…

　どうやら、いつの間にか
午後の授業は終了し下校時間になっていた…

瑠璃
「ずっと、傍に居た癖に…自分で帰れるよ」

羊さん
「何を言ってるんです？
只でさえ方向オンチな癖に…
それに今の精神状態で帰ると
日付けが変わってしまいますよ？」

　と、羊は瑠璃の肩に手を添えて…
裏門から帰って行った…


　その光景を見ていた蘇芳は…

蘇芳
「誰だよ…アイツ…
瑠璃に気安く触りやがって…」

　と、蘇芳は嫉妬していた…