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ヤリチン野郎と一途くん

第18章 学食で…


 瑠璃は亭主と交互に深々と挨拶して、
いつ止めたら良いのか分からず…

 蘇芳に声を掛けられ、やっと解放された…

瑠璃
「えっ?えーと…冷やし中華のタレは
ポン酢で宜しく、お願いします…」
(あっ、危ない…危うく…タレは…
蘇芳くんの…って、僕は何を考えてるんだ)

蘇芳
「瑠璃…もう、
深々と、お辞儀はしなくて良いからな?」

 と、蘇芳は
瑠璃に笑いながら、そう言った…

 瑠璃は恥ずかしくなり俯いた…

 今度は女将さんから

「はい、瑠璃くん…私は女将です
宜しく、お願いします…」

 と、女将は
瑠璃に冷やし中華をトレイに乗せて手渡した

 瑠璃は、それを受け取り…

蘇芳
「瑠璃…今、深々とお辞儀をしたら…
床に食い物を食べさせる羽目になるぞ?」

 と、言われてしまい…瑠璃は言葉だけで
女将さんに挨拶した…

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