初心な生け贄、捧げます 第8弾
第4章 澪月の想い
「澪月、こういう時は、さようなら…ではないぞ…また逢う日まで、グッとラック!じゃ!」
「はい、グッとラック!ですね」
澪月は尾びれを優雅にうねらせ涙を堪えながら海中に潜って行った…
雲ひとつない晴れ渡る空…キラキラと眩しく光る海面に目を細め…
「澪月…海星…グッとラック!」
海星の祖父は握り拳に親指を上に向け、そう呟いた…
そう海星の祖父は若かりし頃はイケイケのギャル男だったのだ
その持ち前の明るさ故に寂しさなどない…むしろ海星のウブな精通を澪月が奪ってくれて幸せな気持ちになっていた…
あえて、澪月や海星に、それを伝えなかったのは本人の為…答えは人それぞれ受け取り方も違う…
海星も澪月もまだ若い…潜在能力を引き出すために、あえて伝えなかったのだ…
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